日本財団 図書館


 

毒性であった。また、ヒメダカは、24,000ppm(添加量試験基準の最高値)でも全個体生存し、24時間及び48時間半数致死添加量を求めることができなかった。このことは、(1)の少量使用とともに、海洋環境に負担の少ない油処理剤を開発したといえる。
(3)高粘度油用油処理剤の要求性能
4.2で述べたように通常型油処理剤を含めて高粘度油用油処理剤の性能を評価するための検討課題を抽出することができた。
(4)その他
?MARIENV'95に発表

 

平成7年9月24日〜29日、東京で開催されたMARIENV'95
(International Conference on Technologies for Marine Environmennt Preservation)において、セクション? CONTAINMENT AND RECOVERY OF MARINE POLLUTIONの中で、題名 Laboratory Studies on Dispersants for High Viscous Oilとして発表した(論文は、?の1に記載した。)。
?公開試験
平成8年11月13日、(財)シップ・アンド・オーシャン財団筑波研究所において、高粘度油用油処理剤の公開試験を実施した。
公開試験には、関係官庁として運輸省、海上保安庁、水産庁、関係団体として日本財団、シップ・アンド・オーシャン財団、日本船主協会、日本損害保険協会、石油連盟、水産関係団体等13団体、報道機関、海運関係9社、石油関係13社、薬品メーカー等8社等計140余名の多数の参加者があった(公開試験実施要領等は、?の2に記載した。)。
?型式承認の申請
開発した高粘度油用油処理剤は、平成8年6月3日に海上保安庁海上保安試験研究センターから性能試験の成績表を受領し、平成9年2月24日型式承認された。
?特許の申請
開発した高粘度油用油処理剤は、特許庁に特許の申請をし、平成8年5月1

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION